memento mori −lettering tattoo−
ゴシック体のレタリングを
丸の形にデザインし、仕上げました!
この「memento mori」とは、
ラテン語で、「いつか必ず死ぬことを忘れるな」「死を思え」
という意味を持ちます。
古代ローマでは、将軍が凱旋式のパレードを行った際に使われたそうで、
将軍の後ろに立つ使用人は、「将軍は今日は絶頂にあるが、明日はそうであるかはわからない」
という意味を込めて、「memento mori」と伝えることで、
将軍の気持ちを奮い立たせていたそうです。
ただ、あまり一般的に広く使われていたわけではなかったそうで、
当時の「memento mori」は今を楽しめ、要は
「食べて、飲んで、そして陽気になろう!我々は明日死ぬのだから」
というアドバイスの言葉であったそうです。
(恐らく、戦争が多かった時代である為に、
戦士への言葉として使われていたということかと!)
後に、キリスト教が広まることにより、また違う意味合いへと変化しました。
天国、地獄、魂の救済が重要視されることにより、
死に対する意識が表立ってきたため、キリスト教に関連する芸術作品において、
「memento mori」は死を思い、来世に思いを馳せる誘因になった言葉と言われています。
レタリングの内容で悩まれている方、是非参考までに!:)
*おまけ*
ちなみに「memento mori」の反対語が「Carpe diem」
(その日を摘め、1日の花を摘め、)
簡単に要約すると、
「今この瞬間を楽しめ」「今という時を大切に使え」
などという意味になります。
「memento mori」が死を思う言葉に対して、
「Carpe diem」は生を思う言葉になっています。