星座 −Libra & Scorpion tattoo−
上腕に天秤座と蠍座を組み合わせたデザインを施術しました。
星座は、自分の生まれた月日で調べることができ、
自己表現をしやすいデザイン、モチーフの1つだと思います。
そんな星座は、約5000年前に生まれたとされていて、
イラク周辺で羊飼いたちが、夜空の星を見上げ、
点と点を線で結んで、人や動物の形を想像したのが始まりだそうです:)
ギリシャ時代には48個しかなかったそうですが、
現在では88個の星座が決まっているそうです!
又、12星座はギリシャ神話が元になっており、
それぞれの星座にちゃんとエピソードがあります。
天秤座は乙女座と関わりがあります。
正義の女神 アストライアー(乙女座)はゼウスとテミスの娘で、
ローマ神話の「ユスティティス」と同一視されているそうです。
黄金時代(まるでエデンの園の中のようで、一年中春のような気候で、
人間は働くこともなく、いつでも自由に食べることができた時代)
に人と暮らしていたが、時代が進むにつれて、
人間たちは争い、墜落し、反省しなくなり、他の神々は地上を捨てて天へと帰っていきますが、
女神 アストライアーは最後まで人間を信じようと地上に残っていました。
しかし、そんな人間に愛想をつかしアストライアーは星になったと言われています。
そんなアストライアーが善と悪を量る天秤を持っていて、
死者の魂を量って悪に傾いた者を冥界に送る役割をしていました。
その為、天秤座は乙女座や他の星座などと組み合わさっていましたが、
後に独立をして12星座となりました。
そして、蠍座のギリシャ神話はオリオンとのエピソードがあります。
オリオンは、ポセイドンの息子であり巨人で、珍しい美男子で且つ、腕のたつ狩人でした。
ある日、仲間内でお酒を飲み酔っ払い、上機嫌になり調子に乗ってしまい、
「天下には、自分ほど腕の良い狩人はいない。足の速い鹿だって、
獰猛な熊やライオンだって、赤ん坊のようなものだ!俺から逃げられる獣はいない!」
と、自慢し始めます。
それを聞いていた神々は、調子に乗っているオリオンに怒りました。
その中でも、大地の女神ガイアは
「一年中獲物が収穫できるのは、大地の女神である私が、
大地に恵みをもたらし、その恵みにより、大いに獣たちが繁殖しているからだ!
なんて傲慢なんだ!」と激しく怒りました。
その大地の女神であるガイアは、一匹の蠍に
「刺し殺してしまえ!」と命令をし、オリオンの元へと送りました。
すると、蠍はそーっとオリオンに忍び寄り、
猛毒の針を突き刺すとオリオンはその毒によって死んでしまいました。
この手柄により、その蠍は天に昇り、星座となりました。
又、オリオンに想いを寄せていたアルテミスが死を憐れみ、
ゼウスにオリオンを星座にとお願いをしたことでオリオン座になったとも言われています。
そして、一説によると、オリオンが狩りの自慢をした為に、
狩りの女神であるアルテミスが蠍をオリオンに送ったとも言われています。
他にも、兄アポローンに騙されたアルテミスが放った矢で
オリオンが死んだとも言われているようです。
このことから、星空を見ると、
蠍座が東の空から昇ってくると、その恐怖からオリオン座は
逃げるように、西の地平線に沈んでいくそうです:)
*ちなみに、地球から見たときに太陽は決まった道をなぞり、
天球を一周します。その通り道のことを「黄道」といい、
その黄道に並ぶ星座のことを12星座と呼びます:)
日本では、結構血液型が活用されがちですが
海外では12星座の方が活用され信じられているそうですよ:)