レタリング −lettering tattoo−
前腕側面にレタリングを
細い筆記体で仕上げました。
このレタリングはラテン語の有名な名言
「memento mori」
(自分がいつか死ぬことを忘れるな、人に訪れる死を忘ることなかれ)
という意味です。
レタリングのタトゥーでとても人気のある言葉です:)
結構見かけることも多いかと思います。
この「memento mori」にも歴史があります。
起源は古代ローマ時代にまで遡るのですが、
将軍が凱旋式のパレードを行った際に、
将軍の後ろに立つ使用人が「将軍は今日は勝利したが、明日はそうであるかは分からない」
という思いを起こさせるために警句として使われていました:)
ただ、当時は広く使われていなかったそうです。
その後に、キリスト教の影響力が高まるにつれ、
「memento mori」は“過ぎ去っていく過去に固執しすぎない“
といった道徳的な意味に変わっていきました。
それが、いつしか現代では
「死を意識することで、今を大切にすることができる」
という意味合いで解釈されるようになりました。
古代ローマ時代に使われていた言葉が、
現代のたくさんの人たちに
「死を想う」きっかけをくれる言葉として
様々な人にインスピレーションを与え、芸術作品などにも
影響を与えている言葉になります:)
又、この「memento mori」の対義語とされているのが
「Carpe diem」
(1日の花を摘め/1日を摘め)
と言われており、英語にすると「seize the day」とされ、
(その日をつかめ/この日をつかめ)とも訳されることもあります。
意味としては、「今この瞬間を楽しめ、今という時を大切に使え」
などの意味合いがあり、
「memento mori」は“死を思う“言葉に対し、
「Carpe diem」は“生を思う言葉“とされています:)
古代から使われていたこの思想・思考があったことがわかるこの言葉は、
今を大事にすることがいかに難しくて大事なことなのか教えてくれて、
且つ、当時と今が通ずるものがずっと存在していることにも
当方は凄いなと神秘的だなと思います:)
もし、レタリングの内容で悩まれている方は
是非参考にして下さい!
ちなみに、書体・フォントに迷っている方は[dafont.com]を、
入れたい文章が決まらないという方は、[レタリングタトゥーで人気のある文章]をぜひ参考にしてみてください!