太陽と月 −sun & moon−
太陽と月のデザインをラインワークで
シンプルに仕上げました。
このようなデザインをタトゥーやロゴなどで
よく見かけると思うのですが、
呼び方としては、“サンフェイス ムーンフェイス“や
“サンアンドムーンフェイス“と呼ぶこともあるみたいです!
(そのままの呼び方ですね)
太陽のタトゥーの意味は
「勝利」「生命力(エネルギー)」「情熱」「勇気」
などが挙げられます。
*国や地域によって異なることもあります
中には、「再生」「成長」「リーダーシップ」「光」
などが含まれることもあります。
「勝利」「生命力」はおそらくその見た目や
熱く燃え盛る姿からきているとも言えますが、
古代ゲルマン族に用いられてきた“ルーン文字“のエピソードから
来ているのではないかとも言われています。
まず、ルーン文字というのは
大昔に北米で使われていた文字のことです。
ラテン文字と同じで、アルファベットから構成され、
日常のみならず、それぞれの文字に特別な意味を持たせて
占いに使われたりしていました。
その中の“S(シゲル)“という文字が、太陽を象徴する文字で
その“S(シゲル)“が「生命力」「勝利・成功」という意味があります。
このことから、由来しているのではないかと言われています。
又、太陽は上記にもあるように
メラメラと熱く燃え盛りエネルギーのイメージですが、
その印象から「勇気」「情熱」の意味がついたとされています。
この写真のようによく太陽に顔が描かれているデザインを
見かけると思うのですが、
これは中世の西欧の文化で発展し、ルネサンスの時代で広く伝わったと言われています。
何故、顔が描かれるようになったのかというと
「太陽神」と呼ばれる神様が関係していると言われていて、
太陽は信仰の対象であったため、神様(太陽神)として
デザインされることが多く、顔が描かれることがあったそうです。
実際にサンフェイスは、頭の上に王冠を描くことがあり
当時の名残から太陽神の「ヘリオス(ギリシャ神話の太陽神)」や
「ソル(ローマ神話の太陽神)」、エジブト神話「ラー」などのことです:)
そして、月のタトゥーの意味は
「母性」「希望」「道標」「成長」「再生」「神秘的」
などが挙げられます。
*上記の太陽と同じく国や地域によって異なることもあります。
「創造性」「バランス」「静けさ」などが含まれることもあります:)
月は女性との関わりがあると昔から言われています。
理由としては、月の満ち欠けの周期と
月経周期が似ていることからそう言われてきました。
月の満ち欠けの周期は大体、約29.5日で
月経周期は個人差ありますが、大体25日〜38日と言われています。
これを背景に、昔は今より医学が発展していたわけでもないので
女性ホルモンと関係があるとされてきました。
このことが「母性」(簡単に言い換えると「優しさ」「包容力」「慈愛」)
の由来とされています。
(だからと言って女性しか入れてはいけないというわけでもないので気にしないでください!)
そして、月の満ち欠けによって
大きくなったり小さくなったりする姿から
「成長」「再生」の由来になっています。
昔は夜になると真っ暗で照らしてくれるものもなかったため、
頼りにしていたのは月明かりだそうです。
このことから、「希望」「道標」の意味がつきました。
そんな月は、とても儚く、美しい様子で
それが由来で「神秘的」の意味がついたそうです:)
余談ですがちなみに、太陽神が「ヘリオス」「ソル」というのに対して、
月神は「ヘカテー(ギリシャ神話)」「セレネ(ギリシャ神話)」
「アルテミス(ギリシャ神話)」「ルナ(ローマ神話)」
「ディアナ(ローマの女神)」などと呼ばれるそうです!
又、太陽と月が一緒になっていることで陰陽などとも
言われていたりするようです:)
モチーフ×モチーフで意味が変わることも
中にはあるので組み合わせたデザインで考えている方は
是非、調べてみてください:)